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ドル円は米国CPIの発表を受けて一時大きく上昇するも、日本時間明け方にかけて円高方向へ。あの上昇はダマシなのか?
ニュース速報は頼りになるのか?
アナリストの分析はトレードの根拠にしても良いのか?
そもそも米国CPIとは?
テクニカル分析を用いてダマシを検証、解説する。
米国CPIとは
米国CPIとは日本語で消費者物価指数のことで、アメリカの物価がどのくらい変動したかを示す指標だ。CPIが上昇すれば物価が上昇していることを示し、下落すれば物価が下落していることを示す。
参照:Consumer Price Index(消費者物価指数)|U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS(米国労働統計局)
物価と貨幣価値は相対関係にあり、物価が上昇すれば相対的に貨幣価値が下がる。逆もしかりだ。
100円で買えていたジュースが120円出さないと買えなくなるのが物価上昇だが、貨幣価値が下がったともいえる。
だが実際にはCPIが上昇すると、好景気と捉えられ通貨が買われるのも珍しくない。
結局良くわからない。CPIの結果はトレードの根拠になるのか?
CPIの結果発表を根拠にトレードするのをやめようか
CPIの結果にかかわらず、経済指標狙いのトレードをやめよう。本当に役に立たない。昨日の値動きを見てほしい。
一度大きく上昇し、今は発表前の水準を割り込んでいる。トレードをするためにはもう少し値動きを細かく見てみよう。下の画像は1分足だ。
今回の指標発表後の値動きは大きく分けて4フェーズ。
第一フェーズは①の青い矢印で示した。最初の値動きは大きな下落だった。値幅にして約30pips。所要時間はおそらく数秒だろう。
第二フェーズは②で示した黄色い矢印。約120pipsの強い上昇だ。勢いよく下落した①につられて売りを仕掛けたトレーダーは踏み上げられた。
第三フェーズは緑の矢印③。②の上昇が一旦止められた水準は、以前から注目しているフィボナッチ・リトレースメント50%の水準。半値戻しの戻り売りを狙われやすい水準だ。
ここで戻り売りを仕掛けたトレーダーはいただろう。買いポジションを利確したトレーダーもいたはずだ。新規だろうと決済だろうと売り注文であることに変わりはないため下落しやすくなる。
参考:ノックアウトプション攻略法はプライスアクション!上位足を見て下位足で5~10pipsとる。
第四フェーズはピンクの矢印④。一連の値動きの中でもっとも狙いやすいのはこの上昇。特に④始動の陽線から9本目の陽線がトリガー。
ただ、簡単じゃない。そもそも簡単なトレードなんてないが、この値動きで利益をとる難易度は高い。⑨の陽線がもう少し深く押してきて、強めの陽線になったり、前後のローソク足との組み合わせで上昇を示唆する状態になっていたりすれば入りやすい。だけど今回はそうはならなかった。
おれはリアルタイムで見てたけど見送った。見送りは利益と同等の価値がある。
CPI発表後の値動き、ダマシはどれだ?
さて、今回のCPI発表後の値動きでダマシはどれだ?
多くの場合、上昇の動きから下落に転じたと捉えられている。実際に昨日の値動きに関する有名どころの速報を列挙してみるとわかりやすい。
一様にCPIが予想から上振れしてドル円が急騰したと伝えた。同様に急騰したと見て買いを入れたトレーダーも多かったはずだ。
しかしその後下落を続けている。つまりあの上昇がダマシだったと考えられる。
ただ、チャートをしっかり見てほしい。
①の値動きはどうだろうか?一番最初に勢いよく下落しようとしている。この値動きはダマシではないだろうか?
売りを入れたトレーダーも多いはずだ。その後利確できたか損切りしたかはわからない。
では、②は?フィボナッチ50%の水準を少しオーバーしている。ブレイクと思ったトレーダーもいたのではないだろうか。しかしそのまま上昇はせず、下落する動きを見せた。
続く③は?②をダマシにして勢いよく下落しそうにも見える。しかしその後④の上昇に繋がった。
ということは③の下落もダマシか?
最後に④。②の値動きを引き継ぐようにじわじわと上昇が始まった。「やっぱり。CPIは上振れしたし、円安方向だ」と買いポジションを入れたトレーダーは残念。
結局この上昇はなかったかのように元の値位置に戻った。むしろ勢いをつけて下落するきっかけとなる可能性が高い。
ダマシなんてトレーダーの主観でしかない
この一連の値動きはトレーダーにとって非常に重要な多くの示唆を含んでいる。
よくテクニカルにはダマシがあるとか、下位足はダマシが多いとかいうが、結局ダマシなんてトレーダーの主観でしかない。
トレーダーが勝手に「ここはこうなるはずだ」と考え、そうならないときに「だまされた」って感じるだけだ。
テクニカルにダマシなんてない。ラインをオーバーして潜ってくるなんて日常茶飯事だ。上に行ってから下に行くなんて普通だ。相場からすると【いつものこと】。
それを踏まえて、落ち着いて相場と向き合う姿勢を身につけるのは、トレードの必勝法といっても良いだろう。
経済指標なんてただの数字だ。トレードの根拠にはならない。
物価の上昇は貨幣価値の減少とも捉えられ、CPI発表による為替への影響を考えると、CPIの上昇は該当通貨の売りの誘因となりそうだ。しかし実際は買われることも少なくない。
物価が上がるということは好景気とも考えられ、通貨が買われるといわれればそれも納得できる。
つまり経済指標にはいろんな捉え方があって、一様に判断はできない。
実際に今回のCPIも上振れたのに今はドルが売られている。
トレードの根拠にはならないんだ。
だから速報やニュース、アナリストの盲言を頼りにするな。そんなものは「そういう仕事の人」が言っているだけで、きみが自分のお金をかける理由にはならない。
自分の行動の根拠は自分で作れ。大丈夫、勝てる。勉強と練習だ。頑張れ。
引用元:FXTF
FXTFはゴールデンウェイ・ジャパン株式会社が提供する金融サービス。FX、CFD、ノックアウトオプションと豊富な取引を用意している。2006年の設立から社名を変えて現在に至るが、まだまだ発展途上の会社といえるだろう。
項目 | 内容 |
---|---|
ノックアウトオプション取扱銘柄 | 7種類 株価指数なし 商品4種類 |
ドル円スプレッド | 0.4pips |
両建て | 可 |
スキャルピング | 可 |
ポジション保有期限 | 最長1日 |
取引ツール | オリジナルブラウザ版 (Trading View機能付) スマホアプリ |
公式サイト | https://www.fxtrade.co.jp/ |
FXTFが提供するノックアウトオプションの最大の特徴はスプレッドの狭さだ。
IG証券やFOREX.comのスプレッドは国内FX水準で考えるとかなり広い。その点において、FXTFのスプレッドは戦えるレベルにあるといえる。
またポジション保有期限が最長1日のため、スイングトレードができない。スプレッドコストと合わせて考えると、短期トレーダーに特化したシステムだ。
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