※本記事にはプロモーションを含む。
簡単に勝てる方法はない。この記事は本気で稼ぎたい人だけ読んでくれ。
ハーモニックパターンの反転確率は90%以上という話もあり、「勝てるようになる」と期待して習得しようとしている人もいるだろう。
しかし勝てず、
「ハーモニックパターンなんて使えない!」
「ハーモニックパターンは勝てない!」
と嘆いている人も多いはずだ。
確かに「ハーモニックパターンだけじゃ勝てない。」
なぜハーモニックパターンだけじゃ勝てないのか?
勝つためにはどうしたら良いのか?
本記事では、本格的かつ実践的な内容を詳細に解説する。
ハーモニックの基礎について知りたい人は、先に下の記事を読んでくれ。
ハーモニックパターンで勝てない理由
ハーモニックパターンで勝てないのは、相場が日々顔色を変えるのにパターンを当てはめてトレードをしようとしているからだ。
具体的には、毎日ボラティリティ・モメンタム・トレンドが変わる。
ボラティリティとは、値動きの大きさや変動率・リターンの大きさを示す言葉だ。
モメンタムとは、価格の一方向への動き、またそのパワー。直訳すると「運動量」や「勢い」。
ボラティリティが変われば、パターンの大きさが変わるし、リトレースメントやエクスパンションのどこまで待つべきかを考えて対応しなければならない。
モメンタムが変われば、想定した水準を大きく超えてから反応する可能性があるし、目立った反応なくブレイクする可能性も検討しておく必要がある。
トレンドの把握はトレード方向の検討にとって非常に重要で、押し目買いを狙うか戻り売りを狙うかによって、想定しておくべきハーモニックの形状が変化する。
また、ボラティリティとモメンタムの変化によってハーモニックパターンのD点(PRZ)で念頭に置くべきプライスアクションは大きく異なる。
つまり、仕掛けのトリガーやセットアップは日々変化して当たり前なんだ。
にもかかわらず、「ハーモニックパターンを知れば勝てる」という勘違いが広まりパターンの算出方法に熱心になるトレーダーが多いのはとても残念だ。
ちなみに、ダブルボトム・ダブルトップ・ヘッドアンドショルダーなんかもパターンだし、グランビルやエリオット波動、ダウ理論なんかも同様だ。
それだけじゃ勝てない。
パターンはトレードで勝つために必要な条件の一つでしかない。
参照:高頻度データによるボラティリティの推定:Realized Volatilityのサーベイと日本の株価指数および株価指数先物の実証分析|柴田舞|日本銀行金融研究所
参照:証券価格変動のモメンタム現象とリバーサル現象に関する考察:行動ファイナンスの考え方の整理とそれに基づく定量分析|高橋典孝|日本銀行金融研究所
時間足の重要性をわかっていないから勝てない
モメンタム、ボラティリティは時間足によって異なる。
上位足では動いているようには見えないけど、下位足を見るとよく動いている相場もある。
逆に下位足は小さなローソク足でモメンタムがあるようには見えないが、上位足を見ると大きく動いている相場もある。
2024/05/08 ドル円1分足
2024/05/08 ドル円日足
上の画像は同日のドル円1分足と日足チャートだ。1分足の値動きは勢いがあるとは言い難く、緩慢で取引機会が少ないが、日足を見るとしっかりとした陽線になっている。
つまり、この日は1分足ないし5分足の短期的なトレードでは微益を積み重ねるトレードが好ましく、利幅を獲るなら保有時間を長くする必要がある。
このように観察する時間足によっても市場の捉え方は異なるため、パターンを見る時間足と仕掛けの時間足でモメンタム・ボラティリティを把握して、どのような値動き・値幅を想定して仕掛けるのかよく考えておかなければならない。
決済のタイミングにもかかわる重要なポイントだ。
トレードで勝つとはどういうことか?
ここで一つ前提を確認しておきたい。
トレードで勝つとは、投機的に稼ぎ続けるという事だ。
一時的に稼ぎたいだけなら、苦労しなくても良いかもしれない。
仮想通貨のようなトレンドに乗って成金になるだけなら、テクニカルは必要ない。
NISAのような投信なら、積み立て続けるだけで良い。
しかしそれぞれ、いつかは失うし、運任せだし、めちゃくちゃ時間がかかる。
この記事を読んでいる人はそうじゃないはずだ。
自分で稼げる力をつけたい人
収入を増やしたい人
精神的・時間的・経済的に豊かになりたい人
そういう人が読んでくれているとしたら、トレードで勝つとは投機的に稼ぎ続けるということになる。
数十年も待てない。資金が少ない。もっと加速させたい。運じゃなくて、自分の力をつけて稼ぎたい。
だからここから先は、継続して稼ぐための土台を解説する。
ハーモニックパターンの見つけ方なんて重要じゃない
パターンを見つけようとしちゃだめだ。
値動きをしつこく観察し続けてパターンが頭になくても「この値動き・この形状はこうなるケースが多いな」と気づけるほうが良い。
あとで調べてみて「あ、これがハーモニックパターンっていうのか」というくらいが好ましい。
デイトレードは値動きの観察がモノをいう。
長年チャートを見続けると、値動きのクセが頭に入る。
勝負はそこからだ。
身につけた知見をパターン化したら勝てなくなる
人はついつい楽をしたくなる。
身につけた知見をパターンにして、「こうなったらこう」「こういうときはこう」と単純化したくなる。
すると、途端に勝てなくなる。
なぜか?
相場は日々顔色を変えるのに、同じパターンを見つけて当てはめようとするからだ。
重要なのはその時その時の相場を丁寧に観察して、一つ一つの値動きを注視することだ。
毎日違う値動きが発生する。
「今日はどんな相場だろうか?」と興味をもって観察するところから1日をスタートさせる。
パターンではなく、新鮮な気持ちで今日の相場と向き合う。
すると、リズムが掴めてくる。リズムに合わせてセットアップを考える。
その日のセットアップに合わせて仕掛けを検討する。
相場は1日の中でも大きく変化する。変化に気付けるかどうかがめちゃくちゃ重要だ。
相場をパターンに当てはめようという単純化した思考では勝てない。
ハーモニックパターンの正しい使い方
ハーモニックパターンはいくつもの値動きが重なって結果的に形成するだけであって、相場がハーモニックの完成に向けて進むわけじゃない。
ハーモニックパターンの完成に執着する姿勢は危険だ。
ハーモニックが完成する前の値動き・波に注目して観察する。
ハーモニックパターンには多くの形状があるが、今回は代表的なパターンの一つであるガートレーを取り上げて解説したい。
1.X点に至るまでの値動きを観察する
まずはX点に至るまでの値動きを観察する。例えば以下のようなチャートならどうだろう。
ひとまず、しっかりとしたダウントレンドを認識できる。この場面なら1分足または5分足などの下位足で戻り売りを検討したい。
しかしその前の値動きはどうだろうか?
このチャートにはない、もう少し前の値動きだ。
どのようなプロセスでここまで来ているのかを確認する必要がある。
もしこの値動きの直前が強烈な上昇だったら?
もしこのチャートの前が一週間続く上昇だったら?
ダウントレンドの目的地とも考えられる価格に到達したあとだったら?
ここで売りを検討するのは適切な戦略といえるだろうか?
では、自信を持ってトレードするためには、どのような値動きを経ているのが好ましい?
残念ながら共通する答えはない。
その答えは自分で作るものだ。トレードの肝であり一番難しいプロセスの一つさ。
強烈な上昇のあとでも売れるセットアップはある。
ダウントレンドでも戻り売りを検討してはいけない場面もある。
とにかく、XABCDを見つける前にそこに至るプロセスをしっかり観察しなければ、トレードの継続的な成功はない。
2.XA・ABCの波・値動きを観察する
X点をどこに定めるかに正解はない。
わかりやすい節目とするのが良いが、最も大事なのは波のサイズを合わせることだ。
つまり、次の値動き・波を確認しないとどちらが適切かは判断できない。
順序としては、以下のような感じ。
- 大底からの戻りが止まった(B点候補)
- X2から大底A(仮)にフィボナッチリトレースメントを引いてみる
- X2Aの61.8%で止まっている
- X2をX点、大底をA点とする
- XAに対する戻り高値をB点とする
ここまでで、
「A点までのトレンドは勢いあったけど、A点からいい感じの陽線でたな」
「XAの61.8%でとまったな」
「B点からの陰線も強めかな」
と考える。
ここまでで便宜上XAB点を割り振っているが、実際のトレード場面ではハーモニックを前提に考えているわけではない。
3.C点反発あたりでハーモニックを想定し始める
ひとまずB点からの下落が止まった箇所をC点とするが、C点からの買いが弱ければB点を超えずに下げる可能性の方が優勢と感じられる。
このままA点を下回る値動きでダウントレンド再開の可能性の方が濃厚という感じ。
BC間でレンジのような動き。ローソク足もどっちつかず。
この時点では下げるか上げるか判断はつきづらい。BC間のレンジを想定して下位足でレンジトレードを検討する可能性もある。
今回の場合、C点からの値動きはB点を超えた。
ここでハーモニックを想定し始める。
4.C点からD点への値動きを観察する
C点からの反発がどこまで行くのかをXAのリトレースメントとABCのエクスパンションを当てて想定する。
まずはXAのリトレースメント78.6%。
78.6%に水平線を残しておくと良い。(下チャート青線)
次にABCのエクスパンション。
ガートレーはABCエクスパンション113%-161.8%がD点の範囲となっている。
今回の場合XAの78.6%と近いのは113-127%だが、水準が重なっていないため多くのネット記事や動画解説では今回のガートレーは不成立とされるだろう。
しかしトレードに厳密な価格ルールを求めるのはナンセンスだ。
冒頭に説明したとおり、その時のボラティリティとモメンタムを鑑みて柔軟に対応する必要がある。
今回のB点もそうだが、リトレースメントをオーバーシュートしたりショートしたりすることはしょっちゅうある。ラインに対して的確に反応するのはたまたまに過ぎない。
今回の場合は、XA78.6%からABCエクスパンション113%までのゾーンをD点の検討ゾーンとすると良い。
5.D点でのプライスアクションを観察する
XA78.6%を超えてABCエクスパンション100%まで上げてきたが、すぐに仕掛けてはいけない。
初心者は、さんざん待って観察してようやくPRZに入ってきたので待ちきれず仕掛けてしまうが、それじゃ勝てない。
ここで売れるかどうかの判断に必要なのは、下位足のプライスアクションだ。
5分足を見ると、上昇のモメンタムに対して買いを消化しきれていない様子がうかがえる。まだ仕掛けられない。
d点から下落があるが、d点で仕掛けるのも少し早い。まだC点からの上昇の波の中にあり、d点から上昇していく可能性の方が高いと判断する。
観察していると価格はPRZから離れていった。
「こんなに待っていたのにスルーなんて耐えられない!」
「利益が欲しい!」
と追いかけて仕掛けてしまうトレーダーは勝てない。
もう一度ゾーンに来るのを必ず待つ。来なければ自分の取引チャンスではなかったんだと割り切る。
機会損失という言葉があるが惑わされてはいけない。ばんばん見送って良い。見送るのは悪いことじゃない。
そうしているうちに価格はまたPRZに戻ってきた。
dで売られた実績があるので再び売られる可能性が考えられるが、しっかりした陽線を続けているので上昇を警戒しながら丁寧に観察する。
ここで重要なのは、d点を超えていく上昇モメンタムがあるかだ。d点からの下落によって、Cd間の上昇が一旦崩れた。更に上昇するには強いモメンタムが必要だ。
戻った価格はd点を超えられず陰線が続いた。陽線は小さく力がない。
実際のトレードでは値動きの速さも重要な判断材料だ。
このチャートでは、triggerとなる陰線の一つ前の陰線も悪くないように思えるが、まだ買われる可能性を拭えず、現場ではおそらく一本待ってみようという判断をするだろう。
最終的にtriggerとなる陰線を見て仕掛けることになる。
triggerからおよそ40pipsの下落。
どこで利確しても良い。最後の陰線を見られれば良いが、少しもみ合っている感じもあるし持ちきれないとしても仕方ない。
損切りはD点の直上でも良いしtriggerの陰線がある波の高値でも良い。
ハーモニックパターンで勝てない人のための損失管理
損失の管理はトレードにおいて非常に重要だ。
勝つことよりも負けないことや致命傷を避けることの重要性は多くの著名なトレーダーが語っている。
「損切りできない」
「どこで損切りすれば良いかわからない」
「損切りしなければ利益になるのに・・・」
と思っている人はこの解説を読んで、損失のコントロールを身に着けてくれ。
1取引の許容損失率を計算しておく
まずは1取引の損失許容率を計算しておく。
1取引における損失許容率は、自分の通常の利益率から導く。
利益率はトレードスタイルと相場によるので、必ずしも皆と同じじゃなくても良いし、毎日同じである必要はない。
「一般的に・・・」とか「2%ルール」とかあるけど、一般的にはみんな負けてるわけだから、真似しちゃいけないことくらいはよく考えたらわかるはずだ。
自分の平均的な利益率がわからない人は取引履歴をダウンロードして必ず計算するべきだ。
あくまでも自分のトレードスタイルから利益率を計算して同等以下の損失率を設定すると良い。
おれは1取引の損失を5~7%に収まるようにしてるぞ。
仮に1取引で5%の利益が取れるトレードをしていて、勝率60%以上を保てるなら5%の損失率で利益は残る。
この計算にはバルサラの破産確率が役に立つ。
バルサラの破産確率とは,一定の基準で行われる投資行動が同じように続けられた場合,最終的にどの程度の確率で破産するかを求めたものである.破産確率を導き出すためには4つの要素が必要であり,取引で利益を出す確率,利益,損失,一度の取引で失う最大の損失と総資金の比率である.
引用元:ローソク足を学習させた畳み込みニューラルネットワークによる仮想通貨価格予測|J-Stage
以下のサイトで破産確率の計算を簡単にできるので使わせてもらうと良い。
参照:〝破産の確率〟計算機|Investment Tech Hack
損失は損切り幅ではなくロット数でコントロールする
損失はロット数でコントロールする。
例えば、以下のようなケースはロット数を25ロット(25万通貨)にするべきだ。
損切り幅が20pipsになってしまうなら、取引量を12.5ロットに減らす。
トレーダーが相場に合わせる。相場はトレーダーの都合に合わせてくれない。
損切りは相場に合わせて設定する
勝てない人は損切り幅で損失をコントロールしようとする。
損切り幅は相場次第だから自分でコントロールできない。
モメンタムがありボラティリティが大きい相場なら損切りラインがエントリーラインから遠くなってしまうのも仕方がない。
にもかかわらず定数的に「いつも10pipsにしてるから」「RRレシオ的にここだから」という理由で損切りラインを設定してしまう人が多い。
自分都合で損切りを設定すると相場に合わないため、損切りしてから順行したり、利確ラインに到達せずに逆行して損切りしたりするケースが増える。
すると、
「損切りしなければ利益になったのに・・・」
「損切りしなければ勝てる」
「もう少しで利確だったのに・・・」
「損切りは遠くにしたまま利確ラインを近づけよう」
と考えるようになる。
違う。
相場を見ずに自分勝手に損切りを設定するのが間違ってるんだ。ちなみに利確も同様だ。
相場に合わせて損切りラインを設定して、損切りまでの値幅と1取引における損失許容率を考慮したうえでロット数を調節する。
損切りラインは相場に合わせて設定する。
繰り返しになるが大切なポイントだ。
MT4/MT5・Trading Viewで使えるハーモニックパターン検知インジケーター
ハーモニックパターンで勝ちたければまずは自分でハーモニックを見つけられるようになったほうが良い。
ハーモニックパターンにはフィボナッチだけではなく波動の理解が含まれるため、ハーモニックパターンを見つけようとするだけで相場の重要な値動きを注視できるようになる。
ただ、実際のトレードは他にも観察するべきことがあるし、デイトレやスキャルピングだと発注や分析のスピードも重要だ。
いちいちリトレースメントやエクスパンションを引いていられない。
そういうときは自動でハーモニックパターンを検知してくれるインジケーターが役に立つ。
今は多くのツールが出回っているが、最も信頼できるのは佐々木徹氏のツールだと思う。おれが唯一購入した有料商材だ。
有料版は講義もセットで内容は充実しているが、金額が高いのでまずは無料で確かめてみることをおすすめする。
ハーモニックパターンで稼ぐならFXTFノックアウトオプション(FXTF GX FXKO)
引用元:FXTF
FXTFはゴールデンウェイ・ジャパン株式会社が提供する金融サービス。FX、CFD、ノックアウトオプションと豊富な取引を用意している。2006年の設立から社名を変えて現在に至るが、まだまだ発展途上の会社といえるだろう。
項目 | 内容 |
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ノックアウトオプション取扱銘柄 | 7種類 株価指数なし 商品4種類 |
ドル円スプレッド | 0.4pips |
両建て | 可 |
スキャルピング | 不可 |
ポジション保有期限 | 最長1日 |
取引ツール | オリジナルブラウザ版 (Trading View機能付) スマホアプリ |
公式サイト | https://www.fxtrade.co.jp/ |
FXTFが提供するノックアウトオプションの最大の特徴はスプレッドの狭さだ。
IG証券やFOREX.comのスプレッドは国内FX水準で考えるとかなり広い。その点において、FXTFのスプレッドは戦えるレベルにあるといえる。
またポジション保有期限が最長1日のため、スイングトレードができない。スプレッドコストと合わせて考えると、短期トレーダーに特化したシステムだ。
ノックアウトオプション口座の開設はFXTF GX-FX口座開設後マイページから手続き。取引開始は最短即日。
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