米国雇用統計でドル円200pips上昇。抵抗帯ターゲット到達で来週の展開を探る

米国雇用統計 ドル円 テクニカル分析 トレード

※本記事にはプロモーションを含む。

米国雇用統計の発表後、ドル円は大きく上昇。フォロースルーも入って、200pips弱の上昇となった。

円高基調だっただけに、裏切られた気分のショーターは多いだろう。

ドル円レートは148円を超え、直近の大きなターゲットに到達している。上げ余地はまだあるのか。来週の展開をテクニカル分析で探る。

米国雇用統計雇用者数予想を大幅に上回る35.3万人

項目予想結果前回
非農業部門雇用者数
(前月比)
18.0万人35.3万人21.6万人
失業率3.8%3.7%3.7%
平均時給
(前月比)
0.4%0.6%0.4%
平均時給
(前年比)
4.2%4.5%4.1%
参照:米国労働統計局(U.S. BUREAU OF LABOR STATISTICS)

雇用者数が予想を大きく上回り35.3万人。失業率、平均時給ともに予想を上回る好結果だった。

さて、この結果は本当にサプライズだったのだろうか。この予想は誰が何のために立てたものなのだろうか。新聞社?証券会社?銀行?ウォール街のディーラー?街を歩く個人投資家?

もしこれが新聞社の予想だったら?個人投資家の予想だったら?

この予想値をきみは信頼して良いのだろうか?

何にお金をかけているのか、よく考えたほうが良い。

Mr.KO
Mr.KO

指標発表に本当の意味のサプライズなんてないんだぜ。

ドル円は200pips近く上昇

ドル円 雇用統計
ドル円4時間足チャート

米国雇用統計の発表後、トータルで200pips近い上昇を見せたドル円。日足レベルのターゲットに到達して、上げ余地を残さずにクローズした。

今後の展開を考える前に、今週の値動きを振り返る。

指標発表続くもぱっとしない値動きが続いたドル円

今週はADP雇用統計、FOMCと指標発表続きだったが、いまいちぱっとしない値動きが続いていた。

4時間足で見れば下落基調だが、下位足で見れば上下に行ったり来たりで利益を伸ばしたいトレーダーとしてはフラストレーションが溜まる展開だっただろう。

1/29-2/2ドル円チャート
1/29-2/2ドル円チャート

水曜日は結果的に下方向に伸びているが、それまでの値動きを考えると長く持つのは得策ではない。利が乗っているポジションが建値に戻る展開が続いていた。

上昇のモメンタムが急に消えて下落する展開も多かった。ロングポジションを持ちっぱなしにするわけにもいかない。

上昇モメンタムが急に消えて転換するということは、ショートも入れづらいということだ。

大きく動き出すタイミングがわからないから、待って待って待って結局逃す相場だった。

Mr.KO
Mr.KO

おれは積極的に仕掛ける戦略を選択したが、徒労に終わった。(1万円チャレンジ1/29-2/2の記録参照

来週ドル円はターゲット到達で煮詰まるか、上昇継続するか

ドル円はすでにターゲットに到達した。

ドル円 雇用統計

上昇モメンタムが強いのに上昇余地がないという状況はトレーダーを悩ませる。

Mr.KO
Mr.KO

おれは方向がどっちになろうと構わない。反応が取りやすそうなところに目をつけて、セットアップが整ったら小さくとるだけだ。

ロング想定とショート想定に分けて、狙い所を絞っていく。

想定① ロングの可能性

当然、上昇モメンタムが継続してさらなる高値を目指して動き出す可能性がある。

ドル円日足上昇Ver.
ドル円日足上昇Ver.

次のターゲットは152円あたりになるだろう。

上昇が継続する場合、当然だが抵抗帯を超えて押したところで入るのが定石だ。いわゆるロールリバーサルってやつだ。

上の画像は日足だから、ロールリバーサルを確認するまでに数日かかるかもしれない。そのまま上昇してロングのチャンスが生まれない可能性もある。

一方、抵抗帯で一旦抑えられて、月曜にも押し目をつける可能性が考えられる。

昨日のモメンタムを見ると、ショートよりもロングの方が取りやすい。

ドル円30分足チャート
ドル円30分足チャート

EMAが追いかけてきて、先週抵抗になったゾーンが支持帯として機能する想定だ。昨日の上昇のおおよそ61.8%の水準とも重なる。

このとき、支持帯で指値入れて放置。なんて絶対にしない。

Mr.KO
Mr.KO

指値入れて放置ってのは勝てないやつの典型。どうやってここに到達するかが重要なんだよ。値動き見ろよ。

じわじわ下げてきたら入りづらい。跳ね上げてまた押すまで待たなきゃいけないから仕掛けまで時間がかかるし、そのまま下抜ける可能性もある。

ダウントレンド 買い
じわじわ下落からの買い

いわゆるセリクラからの跳ね返りから押しを待って、二度目の底値で買いっていうパターンもある。

これがダブルボトムの起源だろうな。二度目の底値を確認しなくちゃいけないのは、一度目の底値がどこになるかは誰にもわからない(下落継続の可能性が常にある)っていうのと、二度目の底をつけに行くときの下落の仕方を確認するためだ。

セリクラからの買い
セリクラからの買い

逆にすっと下げてきてくれたほうが仕掛けるチャンスが生まれやすい。それでも、スルーは大いにありえる。

想定② ショートの可能性

昨日の上昇でターゲットに到達しているから、本来はショートを狙う想定が最も優先度が高くなるはずだが、今回は違う。

上昇のモメンタムが強く、ロングの方が入りやすい。だから押しを待つのが定石だが、抵抗帯の中でショートのセットアップが整えば下落の反応をとるトレードも考えられる。

ドル円4時間足チャート ショート
ドル円4時間足下落Ver.

ただ、ショートのセットアップを整えるには相応の時間もしくは値動きが必要で、上昇の背景を考慮すれば無理に狙う必要はない。

入りづらいショート場面

3つのパターンを描いたがどれも売りづらい。上昇の起点になりえる画だ。

やるならオーバーシュートして下落してくるところを狙うほうが確度が高い気がする。

オーバーシュートから売り

上昇を出し切って、力尽きたロンガーの損切り巻き込んで下がるところを売る。

それでもやっぱりモメンタム次第になっちゃうかな。

来週はコツコツやるか、めっちゃ待つか

結論、ロングの方が入りやすいけど、抵抗帯の下では急に叩かれる可能性もあるから注意。そういうときはセットアップとか関係ないから逃げられない。

ショートはモメンタムでかちあげられる可能性がある。

どっちみち、長くは持てないな。コツコツやるか、めっちゃ待つか。ノートレが続いても良いやって感じでチャートと距離を取ろう。

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